2011.4.28

担任コラム

 暖かな日差しと共に木々の緑が光り輝き、若葉青葉を渡る風もすがすがしく、子どもたちを出迎えてくれます。大空にこいのぼりが踊るころ、心地よく過ごしております。

 年少の星組の子どもたちは、毎朝元気にお部屋へ入って来ます。入園当初はお母さんと離れることが悲しく、お母さんの後ろに隠れてしまう子どももいましたが、今では笑顔でお母さんとタッチでさようならをしている姿が見られるようになりました。一日一日が子どもの中で積み重なり、少しずつ成長していることだと改めて感じます。

 最近、お部屋の中では、男の子は、椅子と椅子を紐で結び、そこに板を乗せ、電車を作り、大きな声で「出発しま~す。」と、他の子どもたちに声を掛けて誘っています。そして、私が「動物園には行きますか?」と、尋ねると「行きませ~ん!蒲田行きです!」と、断られてしまうこともあります。そして、蒲田行きの電車は大人気で、女の子も赤ちゃんを抱えて急いで、その電車に乗り込む様子が微笑ましく思います。
 また、女の子は、エプロンを巻いて忙しそうに朝ごはんの準備をしています。そして出来上がったごはんを「ふぅ~ふぅ~」して冷まし、赤ちゃんに食べさせてあげています。
 カーテンを閉めて、「おもちゃはおうちに帰ります~」の歌を聞くと、まだ遊びたい!!と思う子どもたちが増えてきました。 「おもちゃは眠くなっちゃって、お家に帰ってまた明日みんなと遊びたいんですって」と、伝えると「これのお家はどこ?」と聞いて片づけます。遊びが広がり、続きをもっとやりたいと思う気持ちが大きくなったのでしょう。
 園生活の中で、自分の思い通りにいかないという葛藤や約束事を守るということも繰り返し体験し、子どもは成長します。

 子どもたちの笑顔を見ておりますと、心が温かくなり、元気をもらいます。そして、今日はどんな遊びをするのか、どんな出会いをするのか、など私自身も毎日を楽しく感じ過ごしております。

星組担任 高山友香

2011年4月28日

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