おやつ作り

園長コラム

 

 「先生、クッキー焼いたよ、食べてね!!」先日、たてわりクラスの子ども達がオートミールクッキーを園長室に届けてくれました。焼きたてのクッキーを早速、口に入れて「美味しいね。」と私が言いますと、子ども達は「そうでしょう。」「よかった。」と嬉しそうでした。ちょっと硬めのそのクッキーは噛めば噛むほど、ほんのり甘みが広がり素朴なものです。

 幼児の味覚は繊細です。大人のようにその味を言葉で表現できないだけで、子どもは深く味わい、味覚が育っていきます。乳幼児期に味覚を育てるということは、どんなものを美味しいと思うのか・どんな食事を選んでいくのか、生涯の食生活につながっていくものです。そして食生活は健康の要でもあります。

 また、今、身体の基本がつくられている子ども達です。硬いものをよく噛んで食べることは、顎が発達しますし、咀嚼がよくできれば、胃腸の働きもよくなります。

 食べ物からの影響を考えますと、大人が少し意識をもっておやつや飲料水を用意してあげることが大切です。白砂糖は血糖値を急激にあげてすぐに下がってしまいます。それは、おやつをだらだらと食べ続けてしまうことになりまし、いらいらや落ち着きのない心模様の原因になりえます。幼稚園のおやつ作りではちみつ・メープルシロップなど甘味料を工夫し、園外保育時に熱中症予防でスポーツ健康飲料を用意する際には、ミネラルウオーターで薄めて飲ませるようにしています。

 

 さて、当園のおやつ作りでは安全な材料を用意するとともに、甘みや塩気などを控えて、食材の「素の味」が味わえるように配慮しています。園生活のなかで、野菜の重ね煮(スープ)・ホットケーキ・お月見の団子・節分の煮豆など、季節に合ったものを1年間にわたって体験します。子ども達は自分でつくったものに満足し、仲間と一緒に食べる喜びも美味しさに加わります。

 これから、子ども達は園庭の畑で育っていく野菜を目にしながら、その場で洗って食べることもあるでしょう。自然の巡りのなかで動物や植物が私達の食するものになっていることを身に感じるのも「食事」を意味深いものにしていくと考えています。

                

園長  手 塚  映 子

2017年4月27日

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