卒園に向けて

園長コラム

 先日の「一日入園」では23 年度入園児がお母様から離れて保育室で和やかにすごしました。
 まだまだ自分のことで精一杯な無邪気な姿に年長児の今の活動ぶりが重なって、園生活3 年間の成長の大きさを実感じました。
 年長児は年齢別活動で仲間とダイナミックな活動に取り組みました。5 名ほどのグループで「家」を作る長期にわたった過程には、話し合ったり協力する場面が多くありました。
 仲間と楽しく過ごすには、自分の考えや気持ちを伝えたり相手の話を聞く態度が育っていることが基本です。そして相違があった時に投げ出さないで工夫し解決していくように教師が手助けもしてきました。そして、「家作り」がだいぶ進んできたところで、年中児・年少児を招待しました。お客様のいろいろな反応があって年長児に新たなやる気がうまれてきます。おみやげを持たせたりいろいろもてなしてあげると、赤色さんが笑顔を見せてくれた!!・・・・「忙しかったよ。」「良かったナァ~。」子どもながら張り合いを感じた表情が見えます。
 「自己中心の世界」を卒業しつつ、他者の思いが自分の満足や達成感になっていく「社会性」が芽生えているといってよいでしょう。これから尚、“みんなの中で個を確立していくこと”と“個がみんなとつながっていく為の発達”がバランスよく育っていてほしいと願います。
 幼児期から小学校・中学年くらいまでの柔らかい感性の時代に、家族や友達・仲間・人の中で実感をともなって身についていくものは、後々机上では学べません。ご家庭で心の育ちを支えていってあげて下さい。
 大きな節目を迎える子ども達、4 月からは勉強が始まります。大切に思うのは学ぶ楽しさを生涯持ち続けられるようにしてあげることです。知識や技能を得ることが目的ではなく、社会人として活躍の場で生かされることが肝心です。また、生活に趣や潤いを与えてくれるものでもあるはずです。
 隣地取得・新集会室建設のお知らせを卒園生にいたしましたところ、多くの方からお問い合わせを頂きました。懐かしい子ども達の近況を伺うことが出来き、非常にうれしく思っています。
 昨日、ある卒園生が募金を届けてくれました。やさしくて物静かだった男の子が、長年の夢だった電車の運転手になっていました。社会人として5 年働いた後、どうしても夢を叶えたくて意を決して転職に踏み切ったということです。今の職場で6 年目を向かえ後輩の指導や運転業務以外の仕事を頼まれることも多くなり多忙な毎日だと語る言葉から、仕事に対する責任や熱意が感じられとても生き生きとしておりました。彼をはじめ、人生を自分の両足でしっかり歩んでいる卒園生達を私達は誇らしく思います。

 巣立っていく年長児が 自分の明日、将来に、様々な可能性をもって伸びやかに育っていかれることを心からお祈りしております。

2011年2月28日

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