1. 相手の気持ちを考える

相手の気持ちを考える

園長コラム

 新緑の香りがすがすがしい季節になりました。子どもたちは毎日楽しそうに屋外を走り回っています。

 たてわりクラスでは、年長児が年中児のお手伝いを自然に行う姿が見られます。準備に時間のかかる子のお手伝いをする、年中児のけんかの仲裁に入る、泣いている子のそばに寄り添ってあげるなど、それぞれの子にできることを行っています。大人が声をかけなくても自主的にお友達に近づいていく姿は、子ども同士だから分かり合える共感の気持ちがあるからこそだと思います。そして年長児になった自覚でもあります。初めは年長児から声をかけられた年中児は、びっくりして無言になる子もいますが、時間の経過とともに、笑顔にあふれ、冗談を言い合っています。
 子どもが友達に接していく中で、「年上だから手伝ってあげよう」「どのように声をかければいいんだろう」など、さまざまな心模様があります。お母さんお父さんに普段してもらっている対応、去年の年長児にしてもらったことなどを、見よう見まねで行うことから始まります。少し強引になって行き違いになることもありますが、そこから加減を学んでいきます。そのような体験が、一方的な親切から、相手の気持ちに立ったやさしさへと成長させていくのです。
 一方で、気のきいた言葉が出なくてもいいのです。まだまだお付き合いが始まったばかりなのですから。一緒の時間を共有することでお互いの存在を認め、信頼関係が深まっていきます。

 大人は子どもの主体的な対応を見守りつつ、より人間関係が円滑に結べるように言葉かけをしていってあげましょう。「~ちゃんは自分でできるから待っていてあげよう」「どうしていけないのか優しく教えてあげよう」などです。そうすることによって、子ども達は相手の立場にあった対応ができていきます。

副園長 斎藤晴彦

2012年5月29日

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