1. 10月の終わりに

10月の終わりに

園長コラム

日本の美しさのひとつに四季と自然に呼応した文化があります。

個人的には年齢を重ねるほど、春や秋の光と風の微妙な変化、そのおりおりの植物に感動することが増えました。しかし、日本の気候が年々変わってきています。

今夏の猛暑・豪雨・竜巻・季節はずれの台風など、異常気象が特別なものではなく、私達が日常的なこととして心得ておく必要があると痛感します。そして、5月の瑞々しい若葉や10月のさわやかな秋晴れの空が、これからも眺められるような環境であってほしいと願いつつ、あらためて身近な努力を続けていこうと思うこの頃です。

 

さて、10月は、来年度入園にむけて願書を配布する時期でした。皆さまも、第一子のご入園に際して、慎重に考えられたことと思います。最近は入園説明会に加えて、通年、メール・電話での問い合わせにお答えすることが多くなりました。内容は「園バスはありますか?給食は?」といったものから、1クラスの人数・教師の数・災害時の対応など、個別な質問も増え、なかには「園長がどのくらいの時間、幼稚園に居るのか」といったものもあります。そのやりとりを通して、保護者の皆さまが、幼稚園もしくは幼児教育に何を求めているのか、直接伝わってくるような感じがします。

そして、社会が変化し、幼稚園の役割も幅広くなっています。子育て支援という立場から考えれば、お母様の身になって配慮してあげたいことはたくさんありますが、子どもの「育ちの園」でありながら、そのバランス加減が難しいところです。当園では様々な課題を持ちながらも、「子どもの為に」という教育面に軸を置いて、保育を行うことができています。これは、ご理解と信頼を寄せてくださる保護者の皆さまと、子ども達の為に努力を続けている教師の繋がりのなかで築いてきたものです。とても有り難く思います

 

朝、正門に立っていますと、最近、どの学年も子ども達がはつらつとして、小走りで登園して来る姿があります。園生活がますます楽しくなり、充実してきたのでしょう。

そして、お母様方があいさつを交わし談笑する姿や、これから焼きがまに入るであろう陶芸作品を大切に抱えていらっしゃる方や、音楽会の準備の打ち合せをして下さっているお世話係や・・・大人も生き生きとしています。

毎日の送迎は面倒でもありますが、大人が手間と時間をかけたことは子どもの心に通じています。そして大人も毎朝顔を合わせながら仲間になっていき、幼稚園がご自分の生活の一部になっていく充実感も嶺町幼稚園生活の醍醐味と言っていただけるように、これからの幼稚園のあり方を考察していきたいと思っています。

                           園長  手 塚 映 子

2013年10月30日

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