1. 童話の世界を劇ごっこへ

童話の世界を劇ごっこへ

園長コラム

冬至にむけて日が暮れるのが早くなってきました。自然界が静かに深まってくるこの雰囲気にぴったりなのが童話の世界です。嶺町幼稚園では童話の語りをとても大切にしています。子ども達は毎日、担任の語りに喜んで耳を傾けます。

担任は日本昔話やグリム童話・ロシア民話など昔から語り継がれてきた昔話を中心に選びます。それは、大昔に大人のものだった昔話に、「人が生きていく為の叡智」がちりばめられているからです。例えば、登場人物とその性格・背景・小道具などは人間の心を象徴していて意味をもっています。私達大人がその解釈に触れることは昔話を語る上に助けになります。けれども子どもには無用です。幼児期の子どもは昔話のなかで起きる不思議な出来事を当たり前のように受け止めます。深い精神性をもった昔話の世界に入り込む感性を持っています。子どもの心は尊い力に満たされます。正義や勇気、豊かな知恵や機転・信頼や思いやりなど、これからの人生の指針になっていくはずです。

さて、たてわりクラスでは夏休み明けに担任がクラスで語った昔話が10月にはライゲン(表現遊び)となって子ども達は歌や踊りでお話を表現し楽しみました。

ひとりで全部の人物を表現し自分の満足でおわっていたライゲンから、数週間後には、役に分かれ演じて、みんなでつくっていく「劇ごっこ」に形を変えていきます。  

劇ごっこでは子どもに「登場人物になる」という面白みが際立ってきます。

普段小さな声のある年中児が演じるなかで大きな声がでて、自信に繋がっていくことが多々あります。また男女を超えて普段の自分と違う役に興味をもって取り組む姿もあります。芸術活動が子どもを生き生きとさせ、クラスに落ち着いた充実感が漂います。

そのようにしてご家族に観ていただく「子ども音楽会」当日を迎えます。年長児は昨年の体験や意識の発達から、お客様に観ていただくことに意欲的で年中児をリードしていきます。その頼もしい成長ぶりも皆さまに観ていただけるでしょう。先日は光組の会が和やかに行われ、今週末には大地組と空組が予定されています。

 

仲間と作り上げた体験がクラスの和を深め、ろうそく作り・お餅つき・・12月の園生活がより有意義なものになっていきます。

                     園長 手 塚 映 子

2013年11月27日

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