1. 雨の日も風の日も

雨の日も風の日も

園長コラム

 梅雨に入り、子ども達は雨のなか通園する日が多くなってきました。不慣れな傘を重たそうにしていた年少児も、レインコートに傘をさす姿が様になってきました。

入園前でしたら天候によって外出予定を変更したり、自動車を利用する生活だったでしょうから、子どもにとって毎日通う自分の場所ができたということは、とても大きな変化です。

 それは天候だけでなく、気持ちが良いときも不機嫌なときも同様に準備をして幼稚園に向かう毎日に教育的に意味があります。泣いていても、保育室に入れば担任や友達が居る世界にかわり、気持ちが晴れるきっかけがたくさんあります。年長児くらいになりますと、登園を渋る理由を話せるようにもなりますが、幼稚園に来るからこそ、解決や乗り越えの体験ができていくわけです。

そして、幼稚園に自分の楽しみを見つけ友達と過ごす時空間に充実感をもてるようなり、行くべき場所に自然と通えるようになることも、社会生活の大切な一歩です。

 個人から集団生活に入る前の朝の道、集団生活から親元にもどりほっとする帰り道、

それぞれに、子どもの心模様があります。小さい時ほど、自分自身で気持ちを整理したり消化ができませんので、親子で通うこの時間が助けになっているのは確かです。どうぞ、親子の何気ないおしゃべりを楽しまれてください。

 これから小学校に上がりますと、子どもだけで通うようになります。高校なれば交通機関を利用しての通学になるでしょう。じきに大人の手を離れていくことを考えれば、幼児期に親子で通う3年間はとても貴重な体験です。

 道すがら、季節の移り変わりを身近に感じることができます。特に朝はその日の気温や風や光を感じ、朝、目覚めたばかりの心身が活発に動き始めます。

また、安全面はもちろんのこと、年長児になれば「この道で何に気をつけたらよいのか」防犯や地域のことを伝えるなど・・・大人の具体的な言葉かけが、子どもが一人になった時に役立ち、応用されていきます。

 そして、通いとおした月日を、保護者の皆さんの大きな自信にしてください。当たり前のようなことですが、継続するのには大人の努力や忍耐があってのものです。

子育ては理屈ではありません。労を惜しまずに向き合った分だけ、子どもは地に足がついた育ち方をしていきます。

 

園長  手 塚  映 子

2015年6月25日

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