1. 海外研修を終えて

海外研修を終えて

園長コラム

 夏休みが終わり、本日より2学期が始まります。海や山に出かけたり、虫取りを楽しんだりと思い思いの夏休みを過ごされたことと思います。一回り大きくなった子どもたちに会うのを楽しみにしています。2学期も有意義に過ごしていきましょう。

 さて、今年度は皆さまのご理解を頂いて、教職員でドイツに研修旅行に行ってまいりました。通常の幼稚園、健常児と障害児が共に学ぶ幼稚園、保育所と様々な形態の施設を見学することができました。どの施設もシュタイナー教育をベースに保育を行っているのですが、カリキュラムは施設によって多様に工夫され、異なっていました。天候に関係なく年長児が毎週電車に乗って遠くまでハイキングに行く幼稚園、森へ毎日散歩に出かける幼稚園、年長児が小学校のホールまで出向き、体操の先生と運動あそびを楽しむところもありました。

障害児と共に学ぶ幼稚園では、保育中に子どもが順次カウンセリングルームに行き、専門家の指導を受けることができる体制がありました。日本に比べサポート環境が充実しているように感じ、これからの日本の教育に必要な要素を垣間見ました。また保育所では、季節のテーブルを子どもの手の届かないところに飾るなど、子どもが注意をされずに自由に遊べる環境作りの大切さを実感し、どの施設にも共通している美的な保育室の設定など、参考になる部分が多くありました。

また、どの幼稚園も16時くらいまで残る子どもが増えてきたということで、預かり保育が充実していました。そのため、昼寝の時間を取っていました。ピンクのカーテンで仕切って一人ひとり寝るスペースを作り、自分の空間を持てるように配慮されているのです。その温かい雰囲気はまるでお母様の胎内にいるようで、とても感動しました。

 ドイツの現在の教育事情を聞くと、幼保一元化と言うことよりも、教師一人あたりの子どもの人数をいかに減らしていくかを議論しているとのことでした。つまり、手厚い保育です。一人一人の子どもが見過ごされないようにするためには、この議題はとても大切なことです。日本でも預かるだけでなく、子どもの心に寄り添えるような大人の人数配置を考えるべきだと思います。

 海外研修を通じて、私たちは目に見える実践の面だけでなく、様々な人と触れ合い、文化面や人間性など多くのことに感銘し吸収できました。また教育の課題を考える良い機会にもなりました。この学びを活かし、2学期も誠心誠意子ども達と向き合っていきます。今学期もどうぞよろしくお願いいたします。

 

                      副園長  齊 藤 晴 彦

2015年9月 1日

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