自制心を育む

園長コラム

 朝晩の冷え込みが冬の訪れを感じます。最近は鬼ごっこや砂場遊びに加え、縄跳び、鉄棒、フラフープを使って遊ぶ子も増えてきました。また、平均台や板、フープや縄などを使って探検コースを作ったりと、様々な身体運動を楽しむようになってきました。身のこなしが軽くなってきた子どもたちに、頼もしさを感じます。

 

 縦割りクラスでは、話し合う時間を大切にしています。鬼ごっこ一つをとっても多くの話し合いの場があります。どんな種類の鬼ごっこをやるか、鬼になった人は目印はどうするか、鬼は何人にするか、どうやって鬼を決めるかなど、自分本位にならないように見守りながら、特に年長児では、できるだけ子どもたちだけで決める時間を作るようにしています。話し合いの中では、我慢することもあります。自己主張しすぎて遊ぶ時間が短くなってしまうこともあります。しかし、友達が出した意見を聞き、その提案が遊びをより面白くさせることに気付くことで、遊びが広がっていくことも多くあります。独創的なルールが生まれることもあります。友達と決めたルールを共有することが仲間意識を深めていきます。加えて幼稚園では、遊びを最後までやりきることも大切にしています。1人が急に抜けてしまうと、ルールのある遊びでは人数のバランスが崩れてしまいます。気持ちがそれてきた子どもに対しては声をかけることもあります。遊びを通して、継続力がついていけばと思っています。

 最近、感情をうまくコントロールできない児童が増え、ささいなことで暴力に至ってしまう子どもが増えていることが社会問題になっています。幼稚園は集団活動の基礎を培う場所でもあります。幼児期に友達遊びの時間をたっぷりと作ってあげ、話し合って解決する有意義さをたくさん積んでいくことがとても大切です。それは良好な友達関係の形成、さらには社会に出てからのコミュニケーション力にもつながっていきます。

 子どもの世界がたっぷりある幼稚園時代に、知識として得るものではなく、体験として身についていく自制心や継続力を、しっかり育んでいきたいと思っています。

 

 今年も残り1か月となりました。縦割りクラスでは音楽会に向けて、劇ごっこを楽しんでいます。クラス全員で作り上げる音楽会を楽しみにしていてください。

 

                      副園長  齊 藤 晴 彦

2015年11月26日

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