卒園にむけて

園長コラム

梅の可愛らしい花があちらこちらで咲いて、春の気配を感じます。

3月、子ども達の1年間の成長を感じられる喜びの季節になりました。日に日に明るくなっていく春の陽差しに植物が芽吹いていくように、子どもの心は「ひとつ大きくなる4月」に向き始めています。

同じように4月を楽しみにしている新入園児達が先日「一日入園」で来園し、不安ながらもお母様から離れ、“先生”の傍らで無邪気に遊ぶ姿がありました。一方で、年長児と伺った「おいで嶺町」(嶺町小学校)では、1年生が様々なコーナーを考え準備をして待っていてくれました。小学校の1年間を劇にして観せてくれたり、「図書の森コーナー」と称して大きな絵本を読んでくれたり、楽器遊び・けん玉やマラカス作り・小学校探検など、年長児は1時間たっぷり楽しんできました。

 3歳の自分のこともままならない幼い姿から7歳の年下の子をリードしていくしっかりした言動、この時期の子どもの成長力の大きさに驚きです。大人の4年間とは比較にならないほど意識・身体が発達していきます。そこで幼稚園の重要な役割のひとつは、自己中心的な幼児の意識を外の世界(他者や事象)にむきあえるように成熟せてあげることになります。それは、学校の教科のように言葉で教えられるものでなく、子どもの感性や手足が伸びやかに働く園生活や活動から、子ども自身が感じ気づいて生き生きと自己成長できるように配慮してきました。

じっくり幼児時代をすごした年長のこども達が卒園し、4月に小学校へ入学します。

とても大きな節目です。勉強が始まります。大切に思うのは学ぶ楽しさを生涯持ち続けられるようにしてあげることです。特に低学年のうちは、我が子がどんなことに興味をもっているのか、何が苦手なのか、保護者が察して工夫してあげましょう。他と比較するのでなく、すぐに結論をだすのではなく、どんなことであっても、子どもが賢くなっていく姿を認めて可能性を広げていってあげてください。

 

学ぶことは自分が豊かになること、豊かになった自分が人と繋がり社会に立っていくこと。そしてその人生からまた、学べること。

 

 巣立っていく子どもらが、佳き出会いに恵まれて、

          健やかに成長されますように心からお祈りしています。

                             

園長  手 塚 映 子

2016年2月29日

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