卒園にむけて

園長コラム

  春の明るい光のなか、植物が目を覚ましはじめました。生命の息吹を感じる季節、子ども達はそれぞれに自信をもって、新しい学年への期待が膨らみはじめています。

 

 さて昨日、年長児が卒園式の練習をしました。一人ひとりに授与する「修了証書」の説明をしますと、子ども達はうれしさで背筋が一層伸びるような姿で聞いていました。保護者・来賓を迎え、年少児・年中児も参列する「卒園式」です。形式や約束ごとを理解して3回ほど練習する必要はありますが、普段の成長があってこそ、50分間の式を静かで穏やかに執り行えるものだと実感します。

 「身のこなし方や歌声がとても自然できれいですね。」と外部の方が褒めてくださるように、年長になる頃には、音を立てずに椅子に腰かけ立ち上がりますし、長い歌を好んで覚えて楽しく歌います。そして、興味をもって物事に取り組む素直な感性・自分でやってみようとする主体性・(自分が守られている安心感の上に)仲間を大切に思う気持ちが育ってきました。園生活で子ども達がいつも自然体でいられるからこそ、自らいろいろなことに気づき、「やってみよう」と動き、実践的に学び・習得してきました。それは、外から与えられる教授的なことに対応することと異なって、自分を豊かに成長させていく巡りができ、自身の「可能性」を信じられる力を育んだ幼児期でした。

 

 年長児は4月に大きな節目を迎え、学童期を歩みはじめます。

 子どもは喜びと共に大きな変化に戸惑うこともあるでしょう。無意識に多くのことを学んできた子ども達が、「勉強」という意識にのぼらせた学び方をしていくわけです。

 低学年のうちは特に、ご家庭の配慮や工夫が子どもの助けになっていきます。大切なのは、学ぶ楽しさを生涯持ち続けられるようにしてあげることです。他と比較するのでなく、すぐに結論をだすのではなく、どんなことであっても、子どもが賢くなっていく姿を認めて可能性を広げていってあげてください。これから20歳くらいまでかけて、「ながい生涯を自分の足で歩んでいくための準備」を応援していくような気持ちでいましょう。

 

 学ぶことは自分が豊かになること。

 豊かになった自分が人と繋がり、社会に立ち、そこからも多くを学べれば、

 生き生きと満たされた人生になっていきます。

 

巣立っていく子どもらが、佳き出会いに恵まれて、

          健やかに成長されていきますように心からお祈りしています。

                             

園長  手 塚 映 子

2017年2月24日

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