1. 質問できる子に

質問できる子に

園長コラム
 先日年長児は雪山合宿に行ってまいりました。一日目は薄曇りで、雪だるまを作ったり雪合戦をしたりと、思いっきり体を動かして遊びました。2日目は雪が降る中、新雪の中を散策したり、ソリをしたりと、普段できない体験を存分にしました。そして親元から離れての2泊3日、先生の話を聞きながら自分で考え、自分の手で取り組んできました。
 
 年長児になると、今何をどのようにしたらよいかを、聞いた情報をもとに自ら処理できるようになります。分からないときは質問もできます。合宿での生活は、保護者に頼らずに自分の力で生活する応用編でした。何をして良いかわからずに泣いてしまう子やふざけてしまう子もいます。そのような時に、「困ったら質問する」習慣が身につくとよいと感じます。
 子どもは混乱したとき、「気持ち」と「事実」がごちゃごちゃになっていることがよくあります。こうしたいのに実際はできない、どう対処してよいかわからないなど、思いが先行したり、理解できていないこともあります。すると泣いたり、ふざけたり、人に当たったりしがちです。私たち大人は、「気持ち」と「事実」を整理させ、「どうすれば伝わりやすいのか」を言葉で具体的に教えていくことが大事です。年少児であれば、「分からない」「手伝って」と言葉で伝えられるように促してあげましょう。そして手伝いながら、本人の気持ちを言葉にしてあげると、自己理解が深まってきます。年中児には、何が困っており、どうしてもらいたいかを言葉で表現できるように伝えてあげましょう。難しい言葉は理解できませんから、子どもがイメージしやすい言葉を使い、簡潔に分かりやすく伝えることがポイントです。年長児では、見通しを持った説明をし、本人の気持ちも聞いたうえで解決策を一緒に考えていきましょう。
 大人が焦らずに一方的にならないように、子どもの理解力や自己表現を育てることが、自立への近道です。子どもの先回りをするだけでなく、目の前に起きたことに一緒になって向き合ってあげたいですね。
 
 今週から年中長児は年齢別活動が始まります。同学年同士だからこそできる活動が多くあります。年長児は家づくりを通して、話し合い、目的に向かって協力する体験があります。年中児は、上の学年の子がいない中喧嘩も増えますが、お互いに思いをぶつけながら、友達遊びを豊かに発展させていくことを学んでいきます。年少児は、お楽しみ会が終わり、クラスの輪が深まった中で、園生活をより主体的に過ごし、充実していきます。
それぞれの学年の成長の課題を見据えて、日々保育に邁進してまいります。
 
副園長  齊 藤 晴 彦

2019年1月28日

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