1. 生涯にわたって学ぶ

生涯にわたって学ぶ

園長コラム
 春の明るい陽ざしをあびて、花壇のチューリップの芽が一段と伸びてきました。
子どもたちの姿には1年間の成長がみられ、3月は慣れ親しんだクラスでそれぞれがのびやかに園生活をすごしていきます。そして年長児は幼稚園を巣立ち、大きな節目を迎えます。
 
 振り返れば、子どもたちは生まれてから1日1日大きくなりながら、外の世界へ踏み出していく準備を進めてきました。1歳ころには立って歩き、母乳以外の食物から栄養をとり始めます。未就園児の保護者とお話をしていてとても興味深かいのは、多くの方が「2歳を迎えた頃から急に言葉が増えてきました。」とおっしゃることです。言葉の獲得によって、物を知り周囲で起きている事を理解をし、考える力や記憶力が育っていきます。子どもはご両親の愛情を受けながら無邪気に真似をしながら「人間の尊い能力」の基礎を3歳ころまでに身に付けていきます。
 
 その3歳を迎えて幼稚園に入園してきた子どもたち。
社会生活の初めの一歩を踏み出し、ご両親から離れた所で子ども自身が体験し実感し多面的に学び成長してきました。特に嶺町幼稚園では、子どもが主体になって動くからこそ、感覚が繊細に働き、心が動き、頭が巡ると考え、遊びをはじめ園生活を丁寧に大切にしています。少し大げさに表現すれば「自己教育」の場を豊かに整え、その援助をしてきたと言えます。「自分の遊びを見つけ、創って、友と協力し発展させていく。」この姿はそのまま将来の仕事に置き換えることができます。生き生きとすごした園生活は人と生きることの喜びの原点となって生涯を支えていくはずです。
 
4月、年長児は小学校にご入学、勉強が始まります。
これからしばらくは、社会生活をおくるにあたって必要なことを勉強していくのですね。
ご両親にお願いしたいのは、勉強を近視眼的に捉えずに長い視野をもってお子さんを導いていってあげることです。例えば、苦手のものがあっても・・・得意なものや興味のあることが補ってくれる場合もあります。そして、どんなものからも学びはあって、学ぶことは自分の明日に可能性をもたらすということを人生の先輩として私達大人が身をもって示していきたいものです。
 子どもたちはこれからも、いくつかの発達の節目を迎えながら大人になり、人生の本番を歩んでいきます。そのときにこそ、その人らしい力が発揮できますように・・・。
学ぶ楽しさを生涯持ち続け、心豊かな人生をおくってほしいと願います。
卒園児らが、佳き出会いに恵まれて、
            健やかに成長されていきますように心からお祈りしています。
                       
    園長  手 塚 映 子
 
 
 

2019年2月27日

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