言葉の発達

園長コラム
 先週から今週にかけて、縦割りクラスの「子ども音楽会」がクラスごとに催されています。年中児は役になりきってセリフを言う体験が普段の自己表現力を豊かにしているように感じますし、年長児はクラスの仲間と劇をつくっているという意識をもってはりきっています。
 
 さて、2学期は子ども達の心身が多面的に発達していく学期です。
特に言葉の発達はどの学年も大きいものです。年少児は集団生活で必要な言葉を使えるようになりましたね。「入れて」「貸して」「ありがとう」「ごめんね」「手伝ってください」「お茶をください」・・・他者とわかり合える基本の言葉が身につきつつ、自身の思いや考えを言葉にすることを大人に援助してもらいながら学んでいます。
言葉からの理解は、「昨日・今日・明日」といった時系列がありすぎる話し方ですと混乱しますが、現在のことを短めの文章で話してあげると理解が深まります。
 年中児は感情が豊かに育つときだからこそ、おしゃべりになり自身を表現する言葉が育ってきます。そして、友だちと楽しみを共感出来た時の喜びは大きいものになり、行き違いがあれば深く悲しみ、自分と同様に他者にも思いや考えがことを実感できるようになってきました。また、時系列の入った話もわかるようになり、未体験の初めての内容にも想像を加えながら理解が出来るようになっています。それらは、友だちの話にも興味をもって耳を傾ける姿に現れています。
 年長児になりますと、日々の生活や幼稚園などに「法則」があることに気がつき、その理にかなった行いが習慣や約束だと考えられるようになります。順序立てて話ができるようになり子どもだけで話し合いができるようになってきています。
 
 言葉の発達には、担任が語る「素話」や絵本も大きな助けになっていきますが、基本は子どもの実体験や実感から育っていきます。様々な場面でいろいろなことをやってみるから心や頭が巡りそれが言葉とつながります。そして、その傍らに居る大人が子どもの言葉に興味をもって耳を傾け相槌をうち、気の効いた問いかけをしてあげるからこそ子どもは語ることが好きになり一生懸命話しながら言語を発展させていきます。
現代の私達はSNSの影響からか聞くこと・話すことが苦手になっているようです。
ラインは長文よりも短文や絵文字で視覚的な表現のほうが分かりやすいのですが、単純単調になりがちです。大人が言葉を取り戻すことも必要と言えるでしょう。
園 長   手 塚 映 子

2019年11月26日

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