伝え合う力

園長コラム
 先日年長児と冬山合宿に行ってまいりました。暖冬の心配がありましたが、合宿所の方が雪を集めて下さり、雪合戦や雪滑りなど時間を忘れて遊ぶことができました。そして何よりも子どもたちが目の前の環境で遊びを作り出し、主体的に存分に楽しんでいる姿がありました。充実した2泊3日を過ごすことができました。
 
 3学期に入ってからの年長児を見ていると、ますます言葉を介しての理解、関係性が豊かになってきました。体験したことを具体的に話し、その時の気持ちが言えるようになってきました。大人とのユーモアのある会話も楽しめるようになってきました。
 年齢別グループでは、話し合いの時間も増えてきます。先日手をつないだままフラフープを体に通しながら10人の子で回すゲームを行いました。1回目はルールを理解しながらゲームをやりきることで精一杯でした。そこで2回目の前にチームごとで作戦会議を行いました。すると、「背の順にするといいよ」「前の人が手を高くあげると次の人がもらいやすいよ」などと、1回目の反省を生かして子どもたちで意見を出し合っていました。聞いている子もその気になり、2回目はよりスムーズに動くことができました。相手の思っていることや言いたいことに気づいて話し合う、そして同じイメージをもって理解できるようになった姿に成長を感じました。話し合いの際に中心になる子は、遊びの中心の子と違ったりします。活動により様々な子が特技を出せることを頼もしく思います。
 来週からは、3週間のまとまった年齢別活動があります。家づくりやカレー作りでは、7人のグループで役割、グループ名、家の作り方などを話し、友達の話を聞き自己消化したうえで解決策を考え、皆が納得するまで時間をかけて子どもだけで話し込んでいきます。悩んでいるときはもちろん大人が助け舟を出します。答えを出すことが大切なのではなく、思ったことや考えたことを自分なりに話し表現する意欲と、聞くことを通して、周囲に興味を持つ心が育ってほしいと思っています。これらの力は、小学校で授業に取り組む姿勢だけではなく、これから先、人間関係を作っていくための基礎にもなります。遊びや活動の中で、子どもたちが自然にコミュニケーションを楽しいと思えるような園生活を送れるよう努めてまいります。
 
副園長 斎藤晴彦

2020年1月29日

< 2020.1.29  |  一覧へ戻る  |  お楽しみ会 >

< 前ページ  |  一覧へ戻る  |  次ページ >

最近の画像

このページのトップへ

このページのトップへ