1. 卒園にむけて~子どもと共に~

卒園にむけて~子どもと共に~

園長コラム
 2月、年齢別ですごした年中・年長児はそれぞれにダイナミックな活動に取り組んできました。年少児も両学年の活動に交わり、とても楽しんで興味が広がりました。
その子ども達の生き生きした表情は、正門に立つ私との挨拶にも表れていました。家づくりが発展してくると自宅から材料を見つけて持ってくる年長児が増え、水族館ごっこに年少さんをご招待し大活躍した年中男児が「今日は忙しくてたいへんだったよ。」と誇らしげに帰っていく様子、ウキウキとスキップして来る年少児・・・。
 
 思い返せば、入園したばかりの子ども達は保護者の手にしがみつきながら正門を入っていきましたね。入園前の子どもの意識は保護者の後ろに隠れているかのようで、保護者を通して外の世界を見て感じていた子どもが自分自身を前に立たせていく節目だったと言えるでしょう。
そして、毎日通うなかで「私の幼稚園」「僕の先生」「私の友だち」と幼稚園が自分の世界になり自身で観て聴いて実感し、大きく自己成長してきました。年長の今では、「今日はカレーライスを作るのだ。」「幼稚園で○○の続きをしよう!!」といった気持ちと雨の日も猛暑の日も通いとおした身体をもって、主体的に立っている姿を頼もしく思っています。
 
 これより、年長児は卒園・小学校入学の節目を迎えます。子ども達は保護者の一歩前を歩くくらいに成長しているはずです。手が離れることが少しずつ増えてきます。
その一方で、大人が子どもの進む方向をしっかり見ていることが肝心になってきます。時に励まし援助し、しっかり導くことも必要です。○こずかいをどうするのか○ゲームを持たせるのか○中学生でスマホが欲しいと言ったら・・子育てに正解はなかなかありません。お伝えしたいのは、「イエスかノー」だけで決めてしまうのはどちらもよいとは言えません。「ダメ。」と言えば子どもに不満が残ります。それをどのように和らげられるか大人の配慮や工夫があって子どもは納得していきます。また「いいよ。」と言ってあげるには、具体的な約束を決めて大人が確認していくことが、子どもを守っていくことになります。どちらにしても大人がよく考えて思いを伝えて手間を惜しまないことで、子どもは進むべき道を迷わずに歩んでいくでしょう。
 子どもの成長とともに親子の距離感は変化していきますが、成人する頃までは保護者が共に歩んでいるというような関係性を大切にされてください。卒園児が人生の本番を迎えるまでの十数年間を、どうかあせらずに「人として成熟していく道筋」をしっかり踏んでいかれますように。
 
卒園児ならび保護者のみなさまが
佳き出会いに恵まれて健やかに毎日をおくられますよう 
心よりお祈りしています。
 
園長 手 塚 映 子

2020年2月28日

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