大人の傍らで

園長コラム
 先日、園児が園庭で遊ぶなか花壇の手入れをしました。私がいろいろと手を動かしていますと、誰かしらがそばにやって来て、「何しているの?」と尋ねます。私が「花を植えかえているの。」とこたえますと、興味をもってしばらく眺め、なかには手伝ってくれる子どももいます。そして、年長児は見慣れた事だとわかると自分の遊びにすぐにもどっていきます。年中児は様々なことに気がついて①「どうして土に白い石がたくさん混じっているの?」②「どうして、お花を切ってしまうの?」「この花の名前は?」③「どうして“ストック”って言うの?」・・・と多くの質問が続きます。
 
咄嗟の子どもの質問に上手くこたえるのは難しいものですが、私は子どもがイメージ出来るようにと思い、下記の様な会話になりました。
①「植木鉢のなかが水でいっぱいにならないようにするの。」ちょっと難しかったかと思ったのですが・・・「そうか、石が水の道を作って流してくれるのだね。」
②「子ども達も髪の毛が伸びると切ってもらうでしょう、後から元気な葉っぱが出てくるよ。」「そうだね。さっぱりするしね。」
③「先生もわからないなぁ。“ストック”って英語かな?」「わかった!!外国からきた花だからじゃない」 
 子どもが大人の仕事ぶりを通して子どもの生活圏にないものを発見し考えていく様子がよくわかりますね。このような会話は編み物や料理・おもちゃの修理などをしていても広がっていきます。ご家庭でも、時間的にゆとりがあるときに子どもの傍らで大人が家事をすることをお勧めします。これから迎える冬休み、クリスマス・大掃除やお正月の準備片付けを子どもが見たり手伝える体験はとても貴重なものです。
 幼児は身近な大人と強く繋がっています。そして大人の行為や思いや考えを通して大きな世界と繋がって、意識を広げ深めていきます。
 
 さて、庭仕事での会話に年少児らと交わした微笑ましいものがあります。散歩から帰ってきた虹組の子ども達、「わあ!!きれいなお花が咲いている。」男子「こんなに咲いたら、かぶとむしが来るかな?」「そうだね。みんながプールに入るくらい暑くなったらね。」女子「ありは来るかな。」「そうだね。○○ちゃんが桃色さんになって暖かくなる頃に。」女子「それじゃ、だんごむしは?」「かみきりむしは」いつの間にか、子ども達は知っている昆虫を出し合って楽しいひとときとなりました。 
                         園長 手 塚 映 子
 

2020年11月26日

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