2018.5.24

担任コラム
 紫陽花が少しずつ色づき始め、梅雨の気配を感じる季節となりました。
 年少児は、園生活に慣れてきてクラスの友だちの名前や、おもちゃの片付けの場所など少しずつ分かるようになり、笑顔で気分良くクラスのお部屋に入ってくるようになりました。
 5月の後半から、気温が高く暑い日には、スモックとパンツになり、裸足で水遊び、泥遊びをしています。水と砂を混ぜてご飯を作ったり、ジュースやお茶といってコップに入れたり、とても楽しんでいる様子が見られます。蛇口から直接水を汲むのに不慣れな時期ですので、今は水が入った大きなバケツから汲んで使っています。その時、一人の子どもがシャベルで水を何度もすくっていました。けれどもなかなか思う量が取れません。少し様子を見ていると他の子どもが鍋や深めのコップで水を入れる姿が見えました。その子は「はっ」と気づき、すぐに鍋を持ってきて、十分な水をすくうことができました。大人がすぐに答えを言ってしまいたくなる場面ですが、子どものその時の様子を少し伺い、難しければヒントを大人が作ってあげることもありますが、大切なのは子ども自身が発見をたくさん経験することだと感じました。
 室内遊びでは、好きなおもちゃを出してご飯を作り、担任のところへ届けにきたり、赤ちゃんに料理やミルクをあげたり、衝立に木を並べてパンやジュースに見立てお店やさんをする姿が見られています。ある時、お店に並べてあるパンが欲しくなった子が何も言わずに取ったところ、「勝手に取っちゃだめ」とお店をしている子がはっきりと言いました。その間に担任が入り、「パンを下さい」とその子と一緒に言うと、「どうぞ」と気持ちよくパンを買うことができました。年少児はまだ他の子が使っているおもちゃという意識はあまりありません。大人が間に入り、言葉のやりとりを一緒にすることで気づくことができます。そしてこのことが子ども同士の言葉のやりとりに繋がっていくのだと改めて感じました。
 子どもたちは遊びを通しながらたくさんのことを学んでいます。毎日、遊びに夢中になりながら発見し興味関心が広がり、友だちとの繋がりになります。そしてその体験が積み重なり、遊びが発展し、子どもが成長していくのだと感じました。
一日一日を大切に日々の保育に励んで参りたいと思います。
 
虹組 担任 森谷 かんな 

2018年5月24日

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