2学期も本日で終わりです。2学期は多様な行事があり、運動会や音楽会などを通して、子ども達は多くのことを学んできました。仲間と一つの目標に向かうことで、相手を意識し、自己の感情を動かし、考え、主体的に行動する体験を積み重ねてきました。年長児は年中児に声をかけながら劇を行うことで、言葉での伝え方や他者を思いやる気持ち、息を合わせる心地よさを学んできました。年中児は年長児とのやり取りの中で安心感を体験するとともに、表現する喜びも実感してきました。年少児・海組は体を動かす喜びに加え、友達への興味が強くなり、視野が広がってきました。特に年少児は、友達と同じことをする並行遊びから、一緒に遊ぶ時間が増え、お互いを意識しながら遊びを展開しています。年齢相応に成長していく子ども達を頼もしく思います。
先日おもちつきがありました。お餅をつく保護者の姿を見て、子ども達は目を輝かせながら応援していました。「かっこいい」「力があるなあ」など自然と敬いの言葉が出ていました。冬休みはお子様と行動を共にする時間が増えます。体験を共にする中で、大人の考え方や、振る舞いを伝える良い機会になります。普段の何気ない会話から、子ども達は生きていく上での大切な要素をたくさん学んでいます。どうぞ会話の時間をたっぷりと取ってあげてください。
また、毎日続けられそうな簡単な家庭での役割を作ると、子どもが家族の一員としての自覚が芽生えます。できた時には褒めてあげながら、その活動が習慣化していくといいですね。
ご家族で笑顔あふれる冬休みをお過ごしください。3学期、子どもたちがまた元気に登園し、冬休みの思い出が聞けることを楽しみにしています。
お体をお大事に、よいお年をお迎えください。
今年も無事に一年を終えることができましたのも、保護者の皆様方のお力添えがあってのことです。どうもありがとうございました。
園長 齊 藤 晴 彦