1. ご入園・ご進級おめでとうございます

ご入園・ご進級おめでとうございます

園長コラム

 皆様、ご入園・ご進級おめでとうございます。
 一つ大きくなった子ども達の新しい生活を楽しみにされていた方も多いことでしょう。
子どもの成長は嬉しいことです。「大きくなったから~しなければならない」と気負わずに、「できるようになったこと」「成長したこと」に目を向けながら、新生活を楽しんでいきましょう。
 
 嶺町幼稚園では、子ども自身を受容し、認め、素直な自己表現ができるように応援していきます。当園の中心は遊びですが、遊びの中には多くの要素が含まれています。年少児の時に充実する一人遊びでは、想像力・創造力・集中力・工夫する力などが養われます。特に嶺町幼稚園での室内遊びは想像しなければ遊びを発展することが難しいおもちゃを使用しています。このようなおもちゃで遊びに没頭することで、自然と見立てる力がついていきます。中には、じっくりと友達の遊びを観察する子もいます。観察するということは思考を動かしながら遊び方を考えており、本人の中で遊びだす準備をしています。子どもの基本は模倣を通して育ちます。幼稚園では、すぐに遊びださなかったとしても、観察の時間を見守り、その子の遊びだすタイミングを図りながら、教師も一緒に遊んでいきます。
 友達同士で遊ぶ時には、お互い遊びのイメージを共有しなければなりません。一つのおもちゃを同じように見立てられるからこそ、共通のイメージが生まれ、遊びが発展していきます。一人遊びにはそれだけ大切な要素が多く詰まっています。このような体験を経ることで、ごっこあそびの最盛期と言われる年中児では、友達遊びをたくさんし、協調性、コミュニケーション力を身に着けていきます。仲間と一緒だからこその達成感や満足感をたくさん体験します。こうして、「自分がこうしたい」と、素直に自己表現できるようになってくるのです。今年度より年中児・年長児も横割りクラスが保育のベースになります。15人~18人のクラスの中で、仲間意識が強く育まれていくでしょう。友達同士切磋琢磨しながら、情緒豊かな園生活を送って参ります。
 年長児は年齢別で過ごす時間が増えることで、話し合いの機会を多く設けていきます。
 日常の中で丁寧にじっくりと話し合い、一緒に考え、達成する体験から、「考えることは面白い」「仲間を認め合う」など、多くの心が動く体験をしていきます。じっくり考えながら身に付けた力は、生涯にわたる知恵になります。子どもの声に耳を傾け、教師も一緒になって発見する・喜ぶ・夢中になるなどの楽しみを共有していきます。
 
 一人一人と丁寧に向き合い、その子自身が一歩一歩着実に成長していくように、誠心誠意子ども達と向き合ってまいります。
 今年度もどうぞよろしくお願い致します。
園長 齊藤晴彦

2025年4月10日

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