2014.11.26

担任コラム

 朝夕冷え込み始め、その分日中の太陽の光がとても暖かく、そして有難く感じ、少しずつ冬の気配を感じるようになってきました。土手までの散歩途中、子どもたちは落ち葉を見つけると踏みしめて、その乾いた音を楽しんでいます。そして上を見上げて「葉っぱ、なくなってきちゃったね。」と言って、季節によって移り変わる木々の変化を感じているようです。

 入園して早8か月、年少組の子ども達もすっかり園生活に慣れ、先生や好きになった友達と一緒に毎日を過ごしています。全学級が集まった運動会を経験してからは、幼稚園にはたくさんの先生と「星組」以外の学級があることが分かってきたようで、子どもたちの意識の広がりを感じます。園庭や散歩先で、「あれは何組さんかな?」「あ、○○先生がいた!」と、他の学級や先生によく気が付くようになりました。

 先日は、初めてたてわり学級の子ども達と一緒に散歩に行きました。年中長児にしっかり手をつないでもらって着いた土手で、みんなで「むっくりくまさん」をして遊びました。年中長児が、オニの役割であるくまさんになると、年少児が逃げる楽しさも感じられるように、ゆっくり追いかけてから捕まえてくれました。逆に年少児がオニになった時にも、捕まえられやすいようにゆっくり逃げてくれました。そのおかげで、年少児は逃げたり、追いかけたり、捕まえたりする楽しさを十分に感じることができました。そして、お兄さんお姉さんと一緒にいることの楽しさを感じられたと思います。

 その日は散歩後のお弁当の時間まで一緒に過ごしました。降園前に保育室の外で年中長児を見かけた時には、「さっき一緒に散歩行ったよね」「手をつないだよね」「また会おうね」と声を掛け合ったり、「あのたてわりさん、○○くんて言うんだよ」と友達に教えたりと、年中長児に親しみをもっている様子が伝わってきました。

 毎日幼稚園で過ごしていく中で様々な経験を積み、子ども達の世界は少しずつ広がっていきます。学級の友達やたてわり学級の子ども達とかかわっていくことを通して、子ども達が色々な思いを体験し、成長できるように日々努めてまいりたいと思います。

 

星組担任 稲谷千妃呂

2014年11月26日

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