2016.5.26

担任コラム

 新緑の美しい季節ですね。年少児は、入園してもうすぐ2か月になります。

園生活にもだいぶ慣れて、生活の流れが少しずつわかり、友達の名前も覚えて呼び合ったりする様子も見られるようになりました。

 

 子どもたちは登園すると、それぞれお気に入りの玩具を取りに行き、好きな場所に行って遊び始めます。木の棒に紐を巻いて「アイス」と言い、持ってくる方がいたり、まきすに羊毛や色の紐を巻いて太巻きやお弁当を作り、ピクニックに出かける方もいます。4月ごろは教師も遊びに参加していましたが、5月頃からは子ども同士で声をかけ合って一緒に出かけたり、遊ぶ様子が観られるようになりました。

5月の連休明けからはお弁当も始まり、子どもたちは皆、お食事の時間を楽しみにしているようです。散歩の帰り道では「お腹がすいたー、お弁当食べよー!」と1人の子が言うと、伝わっていって皆が「お弁当食べよー」と言います。年少児はその場の雰囲気で過ごしているのが感じられます。

 さて、庭で遊んでいるときのことです。砂場で年少児が数人、バケツやプリンカップでケーキやごちそうを作っていました。すると1人の男児が力いっぱい砂をすくって放ったのがお鍋に入らず、隣の子にかかってしまいました。。砂をかけてしまった子は気づかずにいたので、私は「見てごらん、○○くんに砂をかけてしまったよ。砂を落としてあげようね、ごめんね」と話しかけながら砂を払い、顔を洗ってあげました。やってしまった子は、その様子を隣でじっと見ていて、何か心の中で感じているように見えました…。そしてきれいになってから、「こうやってシャベルですくってお鍋に入れようね」と話しながら力の加減を伝えました。

年少児は自己中心的な存在ですから、周囲の物は全て自分の物と思っているところがありますので、目の前にある物を取って使ったりします。そこで「これは○○ちゃんが使っていたよ」と伝えることで子どもは気づいていきます。

 又、砂をかけてしまったり、玩具を取ってしまったら、「ほら、ごめんなさい 言いなさい」という場面を目にする時があります。いけないことは、謝るというのは必要ですが、その前に いけない と心で感じているかなというのを見てあげると良いですね。感じている様子があれば、大人が「ごめんね」というので充分というときもあります。『7歳までは模倣と手本』まずは大人が模倣されていい手本を見せることですね。心が感じていなければ、何かやってしまっても「ごめんね」と言えばいいという感覚になってしまい、「ごめんねと言ったからいーでしょー(早く次の遊びに行っても!)」となってしまうのはとても残念です。

大人は言葉の世界で生きているので、ついいろいろと聞いてしまいますが、子どもは同じ美しい花を見ても、大人が感じる以上のことを心の中や全身で体験しているかもしれません。その時々で、子どもたちは何を感じているのかなと察したり、寄り添って、私自身も日々の保育を、明るく生き生きと取り組んでいきたいと思います。

 

星組担任 佐々木美登里

2016年5月26日

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