1. 夏休みに向けて

夏休みに向けて

園長コラム
 明日を持ちまして、1学期が終了致します。日頃より当園の教育にご理解・ご協力をいただき、感謝申し上げます。
1学期はクラスに慣れることから始まり、海組・年少児は安心して物事に取り組める環境に配慮しながら、教師と一緒だから楽しいと思えるように過ごしてまいりました。クラスに慣れていくうちに、一人でものびのびと幼稚園生活を送れるようになり、最近は同じ遊びを友達と一緒に行う姿が多くみられ、仲間遊びの喜びを感じ始めてきました。年中児は、新しい友達を見つけ、集団遊びが充実してきました。イメージの共有ができるようになってきた姿に成長を感じます。年長児は、一つ一つの活動に喜びを持ちながら、仲間と一緒に協力する、一緒だからより良いものができることを実感し、他者を尊重する心も芽生え始めてきました。役割分担があるからこそ、大作ができる体験も積み重ね、声を掛け合いながら遊ぶ姿が多くみられます。年齢相応に成長する子ども達が頼もしいです。
 
 さて夏休みに向けて、何もしないのはもったいないような気になったり、子どもにどこかへ連れて行ってほしいとたのまれることもあるでしょう。ただ、予定を詰め込みすぎると子どもも大人も疲れてしまいます。大切にしたいのは、夏休みの計画を子どもと一緒に話し合ってみることです。幼稚園教育要領で、主体的・対話的で深い学びの大切さがうたわれています。私たちは、子どもの気持ちを想像し、どこかに連れて行ってあげる、多様な体験をさせてあげることが子どもの喜びと感じることがあります。もちろんそれも大切なことです。しかし子どもはそれだけでなく、家でゆっくり遊んだり、保護者の皆様と一緒に料理をしたり工作をすることが「したい」の子もいるかもしれません。対話をすることで、子どもは自分の考えや感情を整理し、行動を考えるきっかけを作れるようになります。ぜひ、子どもとゆっくりと話をする時間を作ってみてください。
また、夏休みの目標を作ることをお勧めします。計画を立てるにあたって、具体的な目標であるとイメージしやすいです。例えば、早寝早起きをする。毎日できるお手伝いをする。絵本を〇〇冊読む。散歩の時間を作るなど、お子様ができそうなことを親子で話し合って決めてみましょう。夏休みだからこそじっくりと取り組めるものを探せるといいですね。
 
 暑い日々が続きますので、保護者の方々も無理をなさらずに、どうぞ楽しい夏休みをお過ごし下さい。        
 
           園長 齊藤 晴彦

2024年7月19日

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